2010年5月27日木曜日

オーボエリサイタル


明日はオーボエのリサイタルに行ってきます。
仲良したちと6人で行ってきます。
Mさんというそのオーボエ奏者とUさんというピアノ奏者の方の
セッションになるようです。

曲目は
サン・サーンス: 白鳥
サン・サーンス: オーボエソナタ
ビゼー(編曲): カルメンファンタジー
シューベルト(編曲):シューベルトファンタジー
ピアソラ(編曲):タンゴの歴史

とのことです。
Mさんは日本でトップクラスのプロ吹奏楽団のオーボエ奏者です。
一度、お酒の席でご一緒させていただいたことはありましたが
演奏を聴くのはこれがはじめて(恥)
その時の印象が大分変わるだろうな、と思っています(笑)

余談ですが、音楽家は酒飲みが多いです(苦笑)
オーボー先生然り、Mさん然り、義弟然り。。
周りの人々がたまたまそうなのかもしれませんが
オーボー先生の師匠、コッホさんも大酒飲みだったそうで、
酔っぱらっていないと恐くて人前で演奏できなかったのだそうです。
みんながみんな、いつも酔っぱらって板に上がっているわけではないでしょうが
満更、これは音楽業界ではよくあることなのかな、と思っています。
そういう、ゴシップ的なはなしは
オーボー先生を通じなくとも、ほかのタブロイド的なうわさ話で
あちこちから耳に入っていますし、
強い緊張感に晒される仕事で大変なんだろうな、とも想像できます。
私にはとても就けない職業です。
まだ、鳶の方が可能性があると思う。

明日、そのリサイタルに行く仲間は
だーれも、音楽をやっていません。
私ぐらいかなぁそういう趣味があるのは。
だから、気が楽です。
あーだこーだと評論を聞くのはつかれちゃうし。
純粋に演奏を楽しめる、というのはいいもんですね。
後日、報告いたします。

*写真はMさんご使用のYAMAHA YOB-832.
私のもってるオーボーよりも安価なんですね。
でも、プロだから音、いいんだろうな…
値段じゃないんだなぁ(汗)

2010年5月26日水曜日

雨の日は


最近、週末よく晴れてるなぁって思ってたら
いやはや、また雨ですか、ってな具合に身勝手にお天気を思ったりする。
私は月並みながら晴れが好きですが、その理由はお洗濯がよく乾くからです。
あの、日向臭い匂いのちょっと、乾燥してざらっとした感触のタオルなんか大好きです。
元々、私はタオルケットフェチというのもあって
タオルが日向臭くなったヒにゃ、もうネコにマタタビ状態です。
ここんとこ、巷でよくお見かけするレインブーツ=長靴、ですが
私は長靴を履くのをやめました。
また、通勤で電車に45分も同じ路線を乗り続けるので
普通の傘だと置き場に困ってしまいます。
なので、私は通勤時はもっぱら折り畳み傘に雨用の靴、
という出で立ちにしています。

フシギなもので、晴れの日、というのが
生活のスタンダードであって
雨の日はなんだか特別、という感じが否めません。
雨だ、というだけで構えてしまいます。
もちろん、暴風雨なんかに変化したら電車は停まっちゃうし
公共機関では事故が起こりやすくなったりもしますから。
でも、最近の晴れの日、というと、
突然汗ばむ陽気になったり、かと思うと涼しかったりもするのだから
濡れる以外は、状況の変化のしやすさ、というと
雨も晴れも、そう変わらない気がします。

ただ、そうも書きながら、
結局は同じ傘に同じ雨用の靴を履いて出かけることになるのだから、
縛りがあって変化しづらい、ということになるのかもしれません。
ここで、ふと待てよ、と思うと、
それじゃぁ、結局、人間側がそれに順応するかしないか、
ってだけかい?ということになってしまいそうです。

雨が降ろうが晴れようが、
私はお弁当をもって仕事に行くので
会社に到着したら、帰宅まで一歩も外に出ない日があります。
というか、出ない、です…。
ってことは、行きと帰りだけ私はお天気を気にすればいいのね(苦笑)
そして、自宅から最寄り駅は徒歩ですが、
会社の最寄り駅から会社の真ん前に停車するバスまで
雨の日は傘は殆ど不要。
あぁ、やっぱり、私にはレインブーツは不要です。
家から駅まで10分強。
それも、歩道の上に屋根がある。。

あれこれ、晴れの日と雨の日を比べようと思ったけれど、
私の場合は、電車が止まらない限り、
あまり影響は受けていないようですね(苦笑)

*写真は愛用のTOTESの超軽量・超コンパクトの折り畳み傘です。
この傘見かけたら私かもしれません(笑)
でも、あまり通勤ではこの傘をさすチャンスはないことを確認しちゃいましたが…

記憶力



最近、覚えていたはずのことがなかなか思い出せなかったりする。
うーん、中年化が進みつつあるアラフォーの私なのだが
以前は「ま、いつか思い出すさ」と、
さっさと諦めてほかのことに意識を持って行っていた。
故意に、その思い出そうとすることを忘れて
イライラをなくそうとしていた、ということ。
今は逆に、何が何でも思い出そう、と結構がんばれる。
その思い出そう、とすることで脳内の電気がピリリっと
流れるようになるのかもな、なんて思ったりもした。

以前の自分のブログページで書いた日記にも
私はすこぶる暗記が苦手、と述べた。
毎日吹けないフルートだけど
週末はなんとかオーボーもフルートも吹くようにしている。
というか、吹きたいから吹くのだけれど、
吹かないと、とたんに音がいまひとつの感じで
なるべく吹くよう心がけてはいる。
で、オーボーはまだまだ超初心者の域から脱していないし
息の調節が下手でオーバーブロー気味のようで
ひたすら苦しいのだから、目の前に楽譜があって
指づかいが分かるようになっても吹けない(涙)

一方、長年連れ添っているフルートは
大分前からバッハのソナタ C-Durを吹いている。
おかげで、すこーしは暗譜できている気がする。
…というか、この曲はメインに十六分音符で構成されているから
暗譜する、というか、指が勝手に動けるようにならないと
結局、吹いた気分にならない。
だって、絶対に突っかかってしまいそうになるから。

オーボー先生は20年以上もヨーロッパの本場で
オケに入っていたこともあって
大抵のオケの曲は吹いてきた、とおっしゃる。
で、楽譜がなくても、たいてい暗譜しているから
今でもソラで吹ける、と…。すごすぎる…(大汗)
すごーい、と僭越ながら思わず絶賛してしまったら
『当然です』と、毅然といわれてしまった。
プロはみんな暗譜してるもの、なんだそうです。
そうじゃないと、人様の前でお金とって吹いてはいけません
とのことです。うーん、レベル高すぎ…。
『アタマ悪いから音楽家になった』
とおっしゃるけれど、頭ホントに悪かったら
暗譜なんてできないよ。

私のこの灰色の脳細胞が彩色を帯び、
記憶力が落ちないよう鍛錬の日々だけれど、
老化は進む一方。
勿論、メインテナンスしつつも、それらを相互作用させる
応用力、ってのも大事かな、と思います。
昨日の話の続きみたくなっちゃいましたが。

*写真は定期購読しているAERA Englishで、
年々落ちつつある英語力をこれでなんとか食い止めたい、
と読んでいますが、これくらいの年になると
無理矢理覚えた英語は、忘れにくい、という不器用な所もある
私の灰色の脳細胞なのでした。

創意と工夫



昨夜観ていた日曜用が劇場は「暴走列車」でした。
先週観ていたテレビでやっていた映画は
ジャッキー主演のアクションものでした。
ほかにも色んな映画があるけれど、
映画には限らず、何か困難にぶちあたって
そこから脱したいときは
創意と工夫をこらした「知恵」によって
難を逃れることになるんだな、と思いました。

日々、仕事で私はよく謝っています。
私が失敗したのではなく、私はプロジェクトの窓口なので
私の事業部で起こしたミスなどは
彼らの矢面に立って、私がまずは謝罪するのです。
また、謝罪はやはり、気持ちのいいものではないから
そう、ならないように、なるべく対策を練って、
失敗のないような計画を起こします。
その計画が私の部署で行わず、
他部署による企画でそれが失敗に結びついてしまったとしても
結局、私が怒られて(涙)、謝ることになるのですが、
そのあたりも、最近は創意と工夫で
なんとか乗り切るようになってきています。
それは、防ぎようのない、私以外の関係者が起こしたミスについては
やはり、論理的に、まず、何をすべきかを早急にとらえ、
そして、今後どのようにするのかを示す必要が出てきます。
私が犯したミスならば、
私自身、何をすべきだったかを考えればいいので簡単ですが
他部署のものについては私の見えないものが多々あります。
それでなくても、他部署の多くは私のいる事業部の場合は
海外が中心なので、尚更目に見えません。
その論理的なもの、っていうのが
Corrective actionとPreventive actionです。
「Lesson Learnt」とうちの会社ではいうけれど
色んなケーススタディから「知識」を得て
次に役立てる、っていうのを行っています。

私は通勤ラッシュが大嫌いです。
あまりにも混んでいるけれど、
その路線が最寄り駅のそれだし、それ以外はない。
なので、思い切って、始業時間を1時間早めました。
会社に8時には着いて仕事をします。
通常、9時−5時半の勤務体制ですが
うちの会社はフレックス制なので、
基本的に7時間半就労してれば問題はありません。
上長たちにも許可を得て、8時から働き、
でも、退社できるのは夜の7時過ぎなんですが、
それでも、朝のラッシュを考えると、
1時間早めたことで若干の隙き間があり、好きな文庫も読めます。
会社に9時に着こうとすると、本なんて読んでられないので(汗)
行きは途中の駅から、帰りは必ず座れるので
こんなラッキーなことはないな、と思っています。

仕事にしろ、私生活にしろ、
創意と工夫で乗り切りたいな、と思います。
そして、それが人生そのものかもな、なんて思ったりもします。
勿論、時には諦めることもあるのでしょうけれど、ね。

*写真は私のフルートの愛用ハードケースCCシャイニー(オレンジ)です。

「レディ・ジョーカー」



高村薫さん著の
「レディ・ジョーカー」が
ようやく佳境を迎えている。
上/中/下巻とあり、
ついに下巻に入りました。
600ページ弱/1冊の文庫です。

話の内容はある大手ビールメーカーが脅しを受け身代金を払う、
というものなのだけれど、
なぜ、犯人グループはビールメーカーを脅すことを決めたのか、
なぜ、そのビールメーカーが脅されなければならなかったのか、
なぜ、ビールメーカーはそれに応じなければならなかったのか、
…というような
事件に関わる人々の「諸事情」が上巻と中巻に書かれている。
そこに、「合田警部補」が絡んでくる。
高村さんの作品は合田警部補が
メインの刑事として出てくるシリーズがほかにもある。
「マークスの山」が合田警部補が出てくる有名どころでしょうか。

私はガサバルのと値段と読みにくさもあって
ハードブックは基本的に買いません。
文庫が出るまでじーっと待つか、図書館で借りるか。
ただ、読む時間が通勤時間に限られるので
やはり、いくら借りられてもガサのあるハードブックは敬遠してしまう。
片手で読めませんから…。

高村薫さんは、確か一時筆を折られたと記憶している。
10年以上前に神戸の子どもが首を切られて
学校の校門におかれたという事件があった。
私はその事件を当時住んでいたアメリカで知ったのだけれど、
日本でどのような報道がメディアでされ続けたのか
私は日本にいなかったので分からないのだけれど、
その事件をきっかけに「事件小説は書かない」
と、何かで高村さんの今後を読んだ気がする。
事実は小説より奇なり、というけれど
高村さんは筆を折る理由として、
「小説家でも思いつかないような残酷な事件が
現実として起こることに対するショック」
というような内容をおっしゃっていたと思う。
海外にいた私は非常にがっかりしたのだ。
もう、高村作品が読めなくなるのか、と。

しばらくして、高村さんは時代小説を書かれ始めたと思う。
私の苦手な歴史系の小説。
いくら、高村作品でも、なかなか手が出ない。
そして、今年、新作で
「合田警部補」が登場する小説が刊行されているようだ!
その文庫化を待とうかなぁ。
とりあえずは、今の下巻を読みきって、
また、おもしろそうな本を探してみよう。

やっぱりアンサンブル


この街に引っ越すのをきっかけに
それまで入っていた楽団をやめてしまい
また同時に、オーボエを始めていたこともあって
どこにも属さず、
お家でピーヒャラとフルートを吹いていました。

オーボエは始めたばかりで
リードの調子が悪いのか、
自分の吹き方が悪いのか、
どちら判断しかねることも時々あって
練習が楽しくなかったり、
レッスンも苦痛だったりしたのでした。
最近のオーボエは
ひとつのはじめの小さな山を越えた感じで
先日のレッスンも充実し、
自分自身も楽しくなってきました。
オーボー先生がレッスン前に
リードを削り直ししてくれるので
レッスンまで個人練習していた段階よりも
確実に、また、格段に吹きやすくなるし
そう実感すると
「リードのせいかも」
とうまく吹けないとその所為にしてしまう(苦笑)
今の私がオーボエに対してうまくいかないなぁ、
と後ろ向きに感じる時は
大抵、アンブシュアの確立不足で
口回りが疲労困憊し、
リードを支えきれなくなっている時だな、
と痛感はしているのですけどね。

さて、話をフルートに戻すと
オーボエで遅々として進まない自分の技量を思ったとき
フルートに助けを求めて
ピーヒャラ吹いて気を紛らわしていたのですが
やはり、アンサンブルをして来た経験から
「またフルートで誰かと吹きたいなぁ」と
沸々と小さなのぞみが大きな欲望にと変わってきていたのです。
フルートの参加できるアンサンブルの団体では
大きいものだとオケとかウィンドとかあり、
小さいものだと、室内演奏系やフルートのみのグループ
ってのも、ウェブで見つけました。
フルートでのオケは殆ど経験がないのですが
チャンスがあればどこでも、
という感じでアレコレと探し、
割と近場にウィンド系の団体を見つけ
昨日、そこの見学に出かけ、運良く入団できることになりました!
静かに、嬉しい。。

私のダンナさんは音楽屋さんなので
彼なりのウィンドに関しての嗜好を述べると
「吹くのは好きじゃないけど、サウンドは好き」
とのこと。
某有名ウィンドプロ団体の録音に参加したことのある彼ですが
ギャラがよくなかったんだって(苦笑)
それで「吹くのはどうも」となるようです。
彼の場合は中学はウィンド、
高校からプロに至り全てオケでしたから
ウィンドに対しての思い入れがあまりないのかも。。
ウィンドは運指が難しい、とはギョーカイ常識のようですが
私は、また、その中でもアンサンブルできるのね、
と思うと嬉しいのです。

6月からウィンドの活動再開です!

*写真はシンガポールの国立博物館内のステンドグラスです。