2010年5月26日水曜日

記憶力



最近、覚えていたはずのことがなかなか思い出せなかったりする。
うーん、中年化が進みつつあるアラフォーの私なのだが
以前は「ま、いつか思い出すさ」と、
さっさと諦めてほかのことに意識を持って行っていた。
故意に、その思い出そうとすることを忘れて
イライラをなくそうとしていた、ということ。
今は逆に、何が何でも思い出そう、と結構がんばれる。
その思い出そう、とすることで脳内の電気がピリリっと
流れるようになるのかもな、なんて思ったりもした。

以前の自分のブログページで書いた日記にも
私はすこぶる暗記が苦手、と述べた。
毎日吹けないフルートだけど
週末はなんとかオーボーもフルートも吹くようにしている。
というか、吹きたいから吹くのだけれど、
吹かないと、とたんに音がいまひとつの感じで
なるべく吹くよう心がけてはいる。
で、オーボーはまだまだ超初心者の域から脱していないし
息の調節が下手でオーバーブロー気味のようで
ひたすら苦しいのだから、目の前に楽譜があって
指づかいが分かるようになっても吹けない(涙)

一方、長年連れ添っているフルートは
大分前からバッハのソナタ C-Durを吹いている。
おかげで、すこーしは暗譜できている気がする。
…というか、この曲はメインに十六分音符で構成されているから
暗譜する、というか、指が勝手に動けるようにならないと
結局、吹いた気分にならない。
だって、絶対に突っかかってしまいそうになるから。

オーボー先生は20年以上もヨーロッパの本場で
オケに入っていたこともあって
大抵のオケの曲は吹いてきた、とおっしゃる。
で、楽譜がなくても、たいてい暗譜しているから
今でもソラで吹ける、と…。すごすぎる…(大汗)
すごーい、と僭越ながら思わず絶賛してしまったら
『当然です』と、毅然といわれてしまった。
プロはみんな暗譜してるもの、なんだそうです。
そうじゃないと、人様の前でお金とって吹いてはいけません
とのことです。うーん、レベル高すぎ…。
『アタマ悪いから音楽家になった』
とおっしゃるけれど、頭ホントに悪かったら
暗譜なんてできないよ。

私のこの灰色の脳細胞が彩色を帯び、
記憶力が落ちないよう鍛錬の日々だけれど、
老化は進む一方。
勿論、メインテナンスしつつも、それらを相互作用させる
応用力、ってのも大事かな、と思います。
昨日の話の続きみたくなっちゃいましたが。

*写真は定期購読しているAERA Englishで、
年々落ちつつある英語力をこれでなんとか食い止めたい、
と読んでいますが、これくらいの年になると
無理矢理覚えた英語は、忘れにくい、という不器用な所もある
私の灰色の脳細胞なのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿