2010年5月31日月曜日

ついに!(涙)



懸案のオーボー…
まだまだヒンケ(フルートでいう所のアルテみたいなものです)の
一番はじめのページ。
ずーっと、駄目出し。
ずーっと、自分でも不満足。
けれど、昨日は、なんと、ついに、”褒められました”(!)
オーボー先生、酔っぱらってもいないのに(苦笑)
褒めてくださいました。
そして、初見で(って言っても、
フルートなら難なく吹ける四分音符と四分休符のみの練習フレーズ)
練習小曲もこなし、一気に3つ、
「たいへん、よくできました」の
桜マークのスタンプを押していただきました(嬉)
『滅多に出ないよ』
といわれましたが、何の知識もなかったのがよかったのか、
オーボー先生の言われるように
なんとか吹こうとしてきた結果が、この初歩の段階で
すこーしずつ、実を結び始めているような気がします。
なんて、大げさなのですが、
リードにしても、超初心者の頃使い、
ぼろぼろになり、使いにくいなぁ、と思って
音も出にくいのはリードの所為、と見限っていたのに、
『このリード、まだまだ大丈夫だから』
と、オーボー先生に試し吹きをされ、
これまたいい音が出て(涙)、これは、言い訳ならない、と
そのリードで吹きました。

リードって、
硬いと「ヘビー」とか言って、噛んで吹くと音が響き、
柔らかめは口をゆるめでくわえないと
リードがつぶれて振動が起きません。
しかし、音は響きにくく、へたりがちです。
そして、どんなリードでも変化して行くので、
その変化にアンブシュアは応じていかねばならず、
故に「奏法が難しい楽器」といわれているのですね。

口だけではなく、
下腹にちょいと力を入れ、
「吹き矢を吹く」感じでおなかを引っ込めながら音を出します。
これ、オーボー先生直伝の企業秘密(苦笑)
でも、なかなかできないのですよ。
言葉だけでは上手に説明できないのですけど、
まぁ、そういう感じです(とごまかしたりして)。
口と下腹のバランス、ほかにも体中を使って
オーボーは音が出るのです。

あと、呼吸は、吹いたあと、
肺に空気が残るので、吐いてから吸います。
これをしないと、苦しくなります、吸い過ぎで。
先日のMさんの演奏会でしたが、
とても素敵でしたが、「音楽」が私の好み
っていう音楽とちょっと違うものでしたけどね。
技術的にはめちゃウマく(そりゃそうですよね、プロだもん)
循環奏法を目の前で始めてみました。
すごいですねぇ、あれ。
永遠に演奏し続けられるんですね。。
そんな、雲上人の演奏は無理ですが、
いい目の保養になったのはいうまでもありません。

昨日のオーボーレッスンで言われ、
ほぅ、
と感心というか、驚いたことがあるのですが。
初心者は初心者であるほど、
基礎をさらうべからず、なんだそうです。
基礎練習を自分の日課としてさらうならば、
その奏法が100%正しければ問題ないですが、
まず、誤っているから下手なのであって、
だからこそ、初心者ほど曲を吹いた方がいいのだそうです。
ピッチも何も関係なく、とにかく吹くことに慣れるように、と。
大分吹けるようになってきたら基礎練のパーセンテージを上げていき、
オーボー先生のように、40年も吹いてきて、
既にオケの曲は全てさらい、暗譜もしている現在、
さらう曲はもはや無く、
100%基礎練が必要なのだそうです。
おもしろいなぁ、と思いました。

*写真は私のオーボエと同タイプ、ヨーゼフ製「クレメント」モデルです。

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